Amazonニュース解説
Amazonは日本マーケットプレイス向けに「New Selection Program 2026」の提供を開始した。初めて出品する商品を対象に、販売手数料の負担軽減やプロモーション支援を組み合わせた構成で、新商品の立ち上げコストを抑えながら販売実績を積み上げることを目的としている。新ブランドの展開や商品ラインナップの拡充を検討しているEC事業者にとって、見逃せないプログラムだ。
New Selection Program 2026の主な特典内容
本プログラムの中心的な特典は、初回出品時のリファラルフィー(販売手数料)に上限が設定される点にある。Amazonでは商品カテゴリごとに売上に対する一定割合のリファラルフィーが発生するが、新規出品商品について上限キャップが適用されることで、高単価商品や手数料率の高いカテゴリでも初期の費用負担を抑えられる。
加えて、クーポンクレジットの付与も特典に含まれる。Amazonのクーポン機能は購入者の目に留まりやすく、新商品の認知獲得や初動レビュー収集に有効な手段だ。クレジットとして付与されることで、広告予算とは別枠でプロモーション施策を打てる点はEC事業者にとって実務上のメリットが大きい。
また、既存のNew Selectionプログラムからの移行案内も並行して行われており、すでに旧プログラムに登録済みのセラーは移行フローを確認しておく必要がある。
EC事業者が押さえるべき実務対策
本プログラムを最大限に活用するために、以下の点を整理しておきたい。
- 対象商品の確認を先に行う:New Selection Programは「初回出品」の商品が対象となる。すでに出品実績がある既存ASINは対象外となるため、新たに追加予定のSKUをリストアップし、プログラム条件と照合することが最初のステップだ。
- リファラルフィー上限の恩恵が大きいカテゴリを優先:家電・ファッション・ビューティーなど手数料率が相対的に高いカテゴリの新商品を出品予定であれば、フィー上限の効果が顕著に出やすい。カテゴリごとの通常手数料率と比較して、コスト削減額をあらかじめ試算しておくと予算計画に役立つ。
- クーポンクレジットは初動施策に充てる:新商品は販売実績がゼロの状態からスタートするため、検索順位の引き上げに時間がかかる。クーポンクレジットを活用して早期に購入者を獲得し、レビュー件数と評価を積み上げることが、その後のオーガニック流入増加につながる。
- 旧プログラムからの移行期限を見落とさない:既存プログラムに参加中のセラーは、セラーセントラルの案内を確認し、移行手続きのタイムラインを把握しておくこと。移行漏れにより特典が適用されないケースを防ぐためにも、早めの確認を推奨する。
プログラム詳細の確認先と登録の流れ
New Selection Program 2026の詳細条件や登録方法は、セラーセントラルのヘルプページ(GB36EVK8V94P8J5D)に公式情報が掲載されている。プログラムの適用条件、特典の上限額、対象カテゴリの一覧など、実務判断に必要な情報はまずこのページで確認するのが確実だ。
新商品の立ち上げは初期投資がかさみやすいフェーズだ。リファラルフィーの負担軽減とクーポン施策を組み合わせることで、コストを抑えながら市場テストを行える本プログラムは、特に新ブランド参入や商品カテゴリ拡張を進めるEC事業者にとって有効な選択肢となる。セラーセントラルで自社商品への適用可否を確認し、出品計画に組み込むことを検討してほしい。
よくある質問
- New Selection Program 2026はどのような商品が対象ですか?
- 初めて出品する新規商品(初回出品のASIN)が対象です。既存の出品実績があるASINは対象外となるため、新たに追加予定の商品をセラーセントラルで確認してください。
- 旧New Selectionプログラムに参加中の場合はどうすればよいですか?
- Amazonから既存プログラムからの移行案内が行われています。セラーセントラルのヘルプページで移行手続きの詳細とスケジュールを確認し、期限内に対応することを推奨します。